【事例】新潟県阿賀町

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阿賀町が抱える課題

阿賀町は人口10,032人、中山間地域および特別豪雪地域に該当し、人口減少や少子高齢化の進行が著しい地域です。また、町中心部から遠い山間部に散在する集落が多いことから、高齢者の日用品などの買物・医療へのアクセスについて、歩く以外の効率的な手段を提供することが課題となっています。 町の中心部から離れた地域での医療環境は、3カ所の町診療所の開設および県立病院と診療所が連携した訪問診療を行っていますが、うち2カ所の診療所には薬局が併設されておらず、処方医薬品受取りのために5Km以上離れた町中心部の薬局まで行く必要があります。また、広範囲に点在する集落への訪問診療では、医師などが持参していない医薬品は、20km以上離れた薬局まで受け取りに行く必要があるなど、高齢者には大きな負担となっています。

新スマート物流SkyHub®の導入に向けて

2022年3月に5日間に渡り、実証実験を行い、阿賀町2地域(鹿瀬地域、上川地域)において、かりん薬局を仮設のドローンデポ®とし、鹿瀬診療所と上川診療所を仮設のドローンスタンド®としてドローン配送を実施し、地元住民に医薬品や日用品をお届けしました。

診療所と薬局と連携し、薬局から診療とオンライン服薬指導を終えた患者のいる診療所まで、処方医薬品を想定した荷物配送を行いました。例えば、鹿瀬診療所で診察を受け、さらにオンライン服薬指導を受けた患者に、かりん薬局から処方薬(今回は模倣したもの)をドローン飛行で片道約7.5kmを約13分で届けました。

また、買物弱者⽀援の物資輸送を想定し、地元スーパーからの日用品配送を行いました。

薬局から2カ所の診療所へのルートは、共に「無人地帯での補助者なし目視外飛行」(以下 レベル3飛行)で、そのうち1つは磐越自動車道を横断するルートでしたが、物資輸送を目的としたレベル3飛行での「高速道路横断」は国内初といえます。

本実本実証後、2022年度を目標に、過疎地域の課題解決を目指す新スマート物流の構築に向け、各社荷物などを集約化するドローンデポ®とドローンの着陸地点となる複数のドローンスタンド®を設置し、地上配送と将来のドローン配送を想定した買物代行サービスから開始する予定です。

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